日本刀剣保存会

堀川国広の小脇指 長さ一尺六分、反り一分二厘、平造り、真の棟。元の踏張り弱く、フクラ張って先反りがつく。鍛えは板目に小杢目沈んでまじり、地沸えよく錬れ、総体に自気風の映り入る。刃文は直刃、小乱れごころ、刃ぶちに小沸えよくつき、小足入り。鋩子は直ぐ、先沸えづいて掃ける。表裏に刀樋を掻き流す。中心は生ぶ、わずかに区送り、鈩目は筋違い、銘は表に「信濃守国広」、裏に「慶長十四五月日」とある。 本刀は国広の晩年作で、一見相州行光、広光あたりを写したものか、地刃の出来はまことに古調ですが、キリッと浮きたつ刃ぶちの沸えに、枯淡のうちに鋭い気迫を秘めた名品です。 皎園
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